重複しなかった懺悔とか

笑って見せた見返りとか

計算しながら会話して楽しいならそうしたいよ

だからさぁ　参考までに感想でも聞かせてよ

きみは自分が標準だと思ってる
それだけが異常な気もするけど
それが普通ならわたしはどうしよう
奇異なわたしの呼吸はどうしよう

時に無力なのは言葉ではなく　君だ

時に無力なのは言葉ではなく　僕だ

君に聴きたいのは音ではなく　僕だ

僕に足りないのは君ではなく　、　

さがすより上向きの欲しがり
それはもしかしなくてもねじ曲げた針金に似て
だけど切れない確かな軸であったり
もしくはただの自己愛の具現であったり

 

やれやれ
またきみは　見上げる仕草で差別するのだね
それは選民意識じゃあないか
後悔するくらいならいっそ僕が貶してあげたいけれどさ、あーあ。
 

ゆるゆると動かなくなった
その小さなカタマリ
叫ぶなら大丈夫
きっと越えてゆける

 

君に会いたくないのはね
君を好きになれない私が嫌だから

ねぇ　仲良くしたいけど
私は君が嫌いなんだよ
 

差がいくつであろうと
それに意味は無いよ
僕がだれであろうと
君は笑うんだろう？
 

 

 

にげているなら
それを「逃げ」というなら
あなたは嘘つきだ

パン屑をついばんで飛んでゆく
小鳥の住む森ではない

かけているなら
それを「賭け」というなら
あなたは嘘つきだ

飴玉に誘われて遊ぶ
子供の住む街ではない

確実に喰われる餌をまとって
ないてみせるあなたは加害者


引き絞った弦の
その緊張を弾く鋭利な刃物
後ろ手にカッターを持つ
あなたは嘘つきだ



あなたの無垢はファンデーション

 

憧憬は緩やかに嫌悪へ変わる
君が好きで哀しかった私は君の為に泣いた
疾風のように、石のように
ただ嫌うだけでも体温は奪われる