君には飾らず隠さず曝け出してほしいって思うんだ
僕は飾って隠して取り繕っていく予定だけど

やましいことならたくさんあるよ
てゆうかやましいことがほとんどだ

君は綺麗に見えるからさ、僕のちっぽけなこういった悩みだとか
俗っぽい願望とか
くだらない嫉妬だとか
そうゆうの全部汚く見えるよ

逆光だよ
真っ暗につぶれちゃって何も見えないんだ
でも光あて過ぎると正面から
白く飛んじゃってまた分からなくなるね


幸い僕は五体満足で
だから君のシャツの洗剤の匂いとか
お気に入りのシャーペンの色だとか
好きなミュージシャンのウィスパーボイスだとかってのがわかるよ
全部、全部がきらきらしてるのは不思議なくらいに当たり前だね


うたいたいようにうたえたら
えがきたいようえがけたら
しるしたいようにしるせたら
わらいたいようわらえたら


僕はひねくれてるって知ってるよ
もう十年以上の付き合いだもん
君についてはまだ良く分からないけれど
ただ僕をより深く知ろうと思うよりも
君を新しく知ろうという願いの方が強いらしくってさ

希望的観測でいいなら
君は純粋で一途でまっすぐまっしろ
希望的観測をいうなら
何も知らなくて何でも知ってて優しく厳しい


もう一度言うけどさ
僕はひねくれてるんだよ

で、心も体もあまのじゃくだからね
180°回転を二回で360°じゃん
まっすぐしようと頑張らなきゃ君に直接届いたりなんかしちゃったりして


ところが世界はうまくできていて
ぴったり180°カンカンじゃなかったりするよね
だからきっとぐりんぐりんゆがんでひずんで
725°位ぐるっと遠回り

結局5°ずれてる
10°より5°の方が修正は難しいかも


でも頑張って伝えてみたいわけですよ
やっぱひねくれてる僕は
まっすぐ面と向かって言えないみたいだからね
やっぱり君が良いわけですよ


好きはしらない
食べたことないし見たことないよ
あのねでもね僕ね
君を見たんだ
君を見たことがあるんだよ
食べたことは無いけど食べてみたらおいしいかな
冗談だよ食べないから
ごめんね気を悪くしたならあやまるよ


軽蔑したかい
軽蔑したでしょ
分かってるよ僕を嫌っちゃっていいんだ
君の眼は澄んでるだろうから
僕みたいな異物は不快だろうと愚考するよ

嫌悪してくれよ
君は正しいよ
こんな取り繕ってばかりの僕は汚いもんね


そして
嘘吐いてない僕なら大丈夫だって
そういってくれることを期待している
僕は汚いね


やっぱり5°ずれるなあ
僕は君が