lawollaの吐き出すコトノハ集め。Since→2007/04/06
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ひろいうみできみをみつけた
うねうねとゆれるなみ
そのすいめんにりょうのあしでたって
なきそうなほどしっかりしたあしどりで
すべてをれいにもどすようなけついと
からすしかしらないひかりをさがすようなひそうを
ただただそのくろいひとみにたたえて
おそれながらかくしんをもってあいぶするきみをみつけた
にじゅうななじになっても
けのはえていないひふはしずかにならない
くじらでもいるかでもない
みずをえてうてなをのがしたくものあしににていた
きみはわかっているのでしょう
ほりつづけたあなのなかでみつけたあいのかたちはありえない
たとえみずがわきでてどとうのようにせかいをかえたとしても
どうせなのかかんですべてはもとどおりさ
そしてまたまちがえるにちがいない
ひとのうでがにほんだなんて
ええわかっていますよ
うみねこが
いろどりをもった
ひょうめんはぱらぱらとはがれおちて
かたりべもしらないみなぞこへしずむ
からすだけがしろいひかりをみて
うっそりとほほえんだ
このときだ
あゆみをとめないきみが
ずるりとそのひだりあしをつきさした
うねるみなもはへいぜんとつらなり
ははのたいないににたてあしのふじゆうとげんかく
ただはてしないひろさだけがことなるこのうちゅうで
きみというひとつがかいていにおりた
おびえつつもりんとしたそのそんざいを
わたしはたしかにみつけていたのだ
ひとのうでがにほんだなんて
ええわかっていますよ
うみねこが
いろどりをもった
ひょうめんはぱらぱらとはがれおちて
かたりべもしらないみなぞこへしずむ
からすだけがしろいひかりをみて
うっそりとほほえんだ
このときだ
あゆみをとめないきみが
ずるりとそのひだりあしをつきさした
うねるみなもはへいぜんとつらなり
ははのたいないににたてあしのふじゆうとげんかく
ただはてしないひろさだけがことなるこのうちゅうで
きみというひとつがかいていにおりた
おびえつつもりんとしたそのそんざいを
わたしはたしかにみつけていたのだ
広い海で君を見つけた
うねうねと揺れる波
其の水面に両の脚で立って
泣きそうな程確りとした足取りで
凡てを零に戻す様な決意と
烏しか知らない光を探す様な悲愴を
只々其の黒い瞳に湛えて
懼れながら確信をもって歩ぶする君を見つけた
二十七時になっても
毛の生えていない皮膚は静かにならない
鯨でも海豚でもない
にじゅうななじになっても
水を得て台を逃した蜘蛛の脚に似ていた
君は分かっているのでしょう
掘り続けた穴の中で見付けた愛の形は有り得ない
例え水が湧き出て怒濤の様に世界を変えたとしても
どうせ七日間で凡ては元通りさそしてまた間違えるに違いない
人の腕が二本だなんて
ええわかっていますよ
海猫が
彩を持った
表面はパラパラと剥がれ落ちて
語り部も知らない水底へ沈む
烏だけが白い光を見て
うっそりと微笑んだ
このときだ
歩みを止めない君が
ズルリと其の左足を突き刺した
うねる水面は平然と連なり
母の胎内に似た手足の不自由と幻覚
只果てし無い広さだけが異なるこの宇宙で
君というひとつが海底に降りた
怯えつつも凛としたその存在を
私は確かに見付けていたのだ
うねうねと揺れる波
其の水面に両の脚で立って
泣きそうな程確りとした足取りで
凡てを零に戻す様な決意と
烏しか知らない光を探す様な悲愴を
只々其の黒い瞳に湛えて
懼れながら確信をもって歩ぶする君を見つけた
二十七時になっても
毛の生えていない皮膚は静かにならない
鯨でも海豚でもない
にじゅうななじになっても
水を得て台を逃した蜘蛛の脚に似ていた
君は分かっているのでしょう
掘り続けた穴の中で見付けた愛の形は有り得ない
例え水が湧き出て怒濤の様に世界を変えたとしても
どうせ七日間で凡ては元通りさそしてまた間違えるに違いない
人の腕が二本だなんて
ええわかっていますよ
海猫が
彩を持った
表面はパラパラと剥がれ落ちて
語り部も知らない水底へ沈む
烏だけが白い光を見て
うっそりと微笑んだ
このときだ
歩みを止めない君が
ズルリと其の左足を突き刺した
うねる水面は平然と連なり
母の胎内に似た手足の不自由と幻覚
只果てし無い広さだけが異なるこの宇宙で
君というひとつが海底に降りた
怯えつつも凛としたその存在を
私は確かに見付けていたのだ
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