背中合わせで
空を見上げて
どちらともなく
好きと言えたら

向かい合わせて
ひとみ見つめて
僕からきみへと
さよなら言えたら

てとてつないで
はなれていって
そのときなんにも
ことばにはせず。

君に会うのが怖いよ
今すぐぎゅっとしたいけれど
ねぇ、そこに僕がいても良いですか
君に会えなくなっちゃいそうで怖いんだよ

君のそんな所も大好きだったよ
大体で良いなら代替だったけど
ユガんでたってヒズんでたって
私のこの気持に嘘偽りはなかったハズ。

カッコ悪いなって笑うあんたが見たいよ。
なんでかくすんだ？
カッコ悪いあたしを見せさせてくれよ。
ホントは汚いって知ってんだろ？

やっぱりきみは遅かったんだよ。
もう少しこちら側に生まれれば良かったのに。
ドン臭いきみらしいな、でも。
そこからなにがみえる？
きみからぼくは見える？


やっぱりさ、ぼくは早すぎたんだ。
もう少しそちら側に生まれられたら、良かった。
せっかちなぼくらしいでしょ?
ここから何も見えない！
ぼくからきみがみえない！


なぁそれでも手をつないで良いですか。

フィリア
僕の大好きだったフィリア
とうとう壊れちまった
フィリア

白い夏服
シャツワンピースに麦わら帽子さ
フィリア
泣かないでくれよフィリア


汗さえ褪せ
涙さえ並だ


フィリア
愛していたよ
フィリア
たとえば割れないシャボン玉を認めないフィリア

ニトログリセリンと爪楊枝で
本気で世界を回そうとしていた
マジックの匂いが嫌いなくせに
ペンキの匂いは好きだった

フィリア僕のものにならなかったフィリア
壊れちまった
透明のアヒルと同じだったんだ
フィリア


笑みが見え
なくな
笑みは消え
なくな


フィリア
最期まで眩しかったのは
フィリア僕の目がイカれてるからかな
それならばこの両の瞳は大切にしなくちゃ


フィリア

さよなら。

あんたがそれをどんなに嫌いでも（もしくは好きでも）
かわらないようにできてるのさ。
塩基配列をいじくってまでフォーチューン変化を求めるかい?
変わらないってことを変えたいのか、それとも。

あなたがたのしいように。
ふまじめにいきましょう。
まじめがしあわせならそれで。
でもそれじゃあたしがたいくつだわ。

人気がないのは味気ない。
君の味は何ですか?
それは甘いですか・苦いですか・酸っぱいですか・しょっぱいですか？
君はそれに答えられるのでしょうか。

僕はそれをそう呼ばない、たとえばそれは逡巡だ。

反省も後悔もアトからカエすもの！

決めろ決めろ決めちまえ！


お前が悩め。おまえが選べ。お前がお前を決めるんだ。