認めなくたって
美徳は
削ること

でも　でも

不足に満ち足りて

そんな複雑
 

どうしようもなく右利きで
ぐるぐると手首を吊った
どうしようもない右利きで
今日も改札は親切だった

トマトジュースの夜に

あなたが口の端を上げた

抗酸化

もう認めるよ、あいしてる。

 

難解なのか
不可解なのか
創作なのか
捜索なのか
誤りと雖も解したなら
活字が躍る液晶に吐き出す
諦めにも似ている
主張は“on earth”開き直りではなかろうか
何ぞその先の暗きや
何ぞその先の暗きや
追い立てるｔの容赦に夢を見て
想像神が反故紙を集める
｢消せ螺旋ら｣
｢難来る無い差｣
｢定期問い維持｣
｢消せ螺旋ら｣
｢消せん螺旋ら｣
拒絶した理解を
片手では求めている
急逝主の最愛
休生主の再来
難しいのか
べからざるものなのか
リーダーになれなかったボスと
ボスでいられぬトップランナー
蔑ろに笑うメサイア
懇ろに眼鏡を洗う
その先の暗きや
その先の暗きや
その背後の如く
その左右の如く
その先の未知なること
ああメサイア遣いの余白、その廣きこと
 

ねぇねぇキミ、
だけど袖口から入道雲が出ていますよ
笑っても笑っても
眉根が寄っているの

さぁさぁホラ、
はやく耳を澄ませてご覧よ
生きたって生きたって
幸せは増えるだけさ

重複しなかった懺悔とか

笑って見せた見返りとか

計算しながら会話して楽しいならそうしたいよ

だからさぁ　参考までに感想でも聞かせてよ

星の降る夜は君の頭が欲しい
黒い髪の毛に顔をうずめたい
やわらかなにおいを胸に溶かしたい

太陽と雲がダンスする公園
どこから拾ってきたのか大量のひかり
濡らし転がす君の目が欲しいよ

花の咲く時計で君を捕らえたい
もう二度と出逢えない
うつくしいはなびらできみを


ナイトフロウ

翔べるさ
 

きみは自分が標準だと思ってる
それだけが異常な気もするけど
それが普通ならわたしはどうしよう
奇異なわたしの呼吸はどうしよう

ねえ　いきをすうよ
それから　いきをはくよ

ことばを　はっするよ


それが
それだけが

どうして　こんなに　むつかしいのかな？
あなたがきらいだよ
うそだよ


あやまってごめんね

うたをうたおう　ぼくのために

時に無力なのは言葉ではなく　君だ

時に無力なのは言葉ではなく　僕だ

君に聴きたいのは音ではなく　僕だ

僕に足りないのは君ではなく　、